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2024年03月13日
横浜商科大学

東本ゼミ[ユニセフハウス訪問と外国募金を実践]-子どもの権利は世界のどこに生まれてもみんな同じ-

東本裕子教授が担当するゼミナール(以下、東本ゼミ)で行われた「ユニセフハウス」への訪問、そして継続して行われているユニセフの外貨募金活動についてご紹介します。 東本ゼミの学生たちは、訪問を通じて「世界の子どもたちの現状と支援の状況」について理解を深めました。


ユニセフハウスの訪問についてインタビュー

東本ゼミの輿水彩伽さん(観光マネジメント学科3年)、伊藤健さん(経営情報学科スポーツマネジメントコース3年)、下地泰夢さん(経営情報学科スポーツマネジメントコース3年)、新倉大翔さん(経営情報学科スポーツマネジメントコース3年)に、ユニセフハウス訪問について聞きました。

訪問を通して学んだことは?

(輿水さん)
一つ目はユニセフの取り組みについて。募金や震災復興、紛争地域の支援など幅広い分野で活躍していることを知りました。自分たちが携わっている募金活動で集まったお金は、リュックやノート、鉛筆はもちろん、就学前の教育用セット、黒板の塗料等、“世界中の子供たちがどんな状況下でも夢を目指すために学習ができる環境を整える道具”として提供されていると知ったことは印象的でした。 二つ目は、世界中の子どもたちの現状や夢について学びました。児童兵や児童婚、栄養失調、家事、男女差別などさまざまな理由から、学業や遊びなどを満足に経験できない子どもが数えきれないほどいます。“一人一人が望む幸せの形”は一見違うように感じていたのですが、“自分がやりたいことを叶えるために学校に通いたい”という気持ちは一緒であると理解しました。世界中の子供たちが直面している課題を解決するには、アプローチや資金が必要になると感じました。

(伊藤さん)
小学生、中学生、高校生の学習を通してユニセフについては触れてはいましたが、改めて学習をすることでより世界と日本が置かれている環境がどれ程までに差があるのか、理解を深めることができたと感じています。子供のころから学習できる環境があり、大人になってから働くことができる日本。この状況そのものが恵まれていることであると認識しました。「子供の権利条約」や「SDGs」など、日本から世界へ向けて取り組まなければいけない問題であり、目を背けてよい理由にはならない思いました。

(下地さん)
私は、ユニセフについてある程度のことを既に理解していると思っていましたが、実際にユニセフハウスを訪れたことで、その活動内容を深く知ることができ、自分自身のユニセフに対する理解が不十分だったことを認識しました。ユニセフの名前を知っている人は多いと思いますが、その活動内容や存在意義を知っている人は非常に少ないと感じます。 今回の訪問を通して印象に残った学びは、「子どもの権利条約」は、「世界のどこに生まれてもみんな同じ」という人権?権利を保証していることです。「生まれること、食べること、遊ぶこと、学ぶこと、伝えること」この一連の流れは、子どもたちに必要であり、それができない場合は、私たち大人がそれを可能にする環境を作らなければならないと感じます。 私たちの国、日本が将来ユニセフの助けを必要とするかもしれないということを忘れずに、今できることをさまざまな形で見つけたいと思います。私たちの日常は、当たり前ではなく、特別なものですから。

(新倉さん)
“学校に行けずに働いている子がいる”こと、“私たちが当たり前のように過ごしている生活を送れない子どもたちが世界中には沢山いる”という現実を学びました。最も印象に残っていることは、慢性的な栄養不良状態の子どもたちが世界に1億4920万人いて、5歳前の子どもが6秒に1人命を失っているということです。死亡要因は、半数が栄養不良。毎日食べるものに困らない生活を送っている私たちは、食に対して感謝の気持ちを持つことが必要だと感じました。ユニセフではこのような子どもたちに向けてナッツのようなお菓子を寄付しています。このお菓子は500キロカロリーもあり、栄養不良の子どもたちにとっては命を繋ぐ栄養源であるため、今後もこの活動を続けてほしいと感じました。



ユニセフ外国コイン募金について

(東本教授)
ユニセフ外国コイン募金は、継続して行っているゼミ活動の1つで、11月に開催されたホームカミングデーでは、多数の卒業生からコインの寄付をいただきました。卒業生の皆様、ありがとうございました。

寄付をする前には、コインの仕分けをするのですが、ここにも学びがあります。例えば、ユーロ統合前の各国の古いコインや、現在の形状とは異なる珍しいコインが含まれていることがあります。これらのコインを前に、各国の歴史や文化、言語等についても学ぶことのできる貴重な機会となるのです。

これからも東本ゼミでは、ユニセフ外国コイン募金を継続して行ってまいります。「世界の子供たちへの支援」を目的としながら、学生たちの学びにもつながる活動です。ぜひ、皆さまの心温かいご支援をお待ちしております。


     

問い合わせ先
横浜商科大学 商学部 総合教養センター
東本 裕子 教授(教員紹介へリンク
発信部署
横浜商科大学 アドミッション?広報部
TEL:045-583-9043 / FAX:045-583-9053
Mail:yccpublic_r@shodai.ac.jp
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