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2023年03月10日
横浜商科大学
今村真己さん(1年次生) 地域に寄り添ったプラレールイベントを実現—「地域に貢献できる人材」を目指して—
本学観光マネジメント学科1年次生の今村真己さんが、東寺尾地域ケアプラザへ企画?提案したイベントが2月26日(日)に開催されました。
「プラレールを見に行こう!」と題した本イベントは、"地元の人が気軽に訪れる場所にしたい"という同施設スタッフの想いを伺い企画?提案し、実現にいたりました。イベント当日は、今村さんと趣味を通じた仲間と共に運営にも携わり、多くの方に来場いただきました。
地域に住む誰もが気軽に訪れる場所にするには?—イベント提案にいたるまで—
今村さんは、2022年度に開講された佐々徹教授が担当する「ボランティア活動演習」を受講。本講義には実習プログラムが含まれており、今村さんをはじめとする履修生は東寺尾地域ケアプラザの協力のもと、同ケアプラザの活動内容や地域に向けて開催するイベントの運営補助スタッフとしてボランティア活動に携わりました。活動に携わる中で、同ケアプラザスタッフより“地元の人たちが利用できるケアプラザ内の施設をもっと知ってもらいたい” “地元の人たちが気軽にケアプラザを訪れるようにするにはどうすればよいか?” という問いかけがありました。今村さんは、自身の趣味であるプラレールを活用したイベントを同ケアプラザの多目的ホールで行なうことで、地元の子どもたちやその家族が訪問するきっかけになるのではないかと提案しました。
「地域に貢献できる人材」を目指して—「挑戦すること」「諦めずに続ける力」の大切さを実感—
今村さんに、今回のイベント実現に関する感想をインタビューしました。
Q.? なぜ、今回のプラレールのイベントを提案しようと思ったんですか?
イベントを企画する際にまず感じたことは、“子供たちや地域の人々を喜ばせたい”ということでした。新型コロナウイルスによる外出制限があったころ、大人でも自粛によるストレスを感じるのだから、子供たちはもっとつらい思いをしているのではないかなと。自分の趣味であるプラレールで何か出来ないかと考えた結果が、プラレールの展示会でした。横川機関区というかつて群馬県の横川駅として使われていた機関区をプラレールで再現し、展示を見れるイベントです。
Q.? イベントを実現した率直な感想を教えてください。
初めてイベントの主催を務めたので前日は不安や緊張で寝れませんでしたが、子供達が楽しんでくれたことや、私の将来の夢である「地域に貢献できる人間になる」ということに一歩近づけたことが何よりうれしかったです。大変だったことは、機関区をプラレールで再現する作業。配線がかなり複雑なので、仲間の協力を得ながら電車が脱線しないように工夫をしてレールを組み立てました。機関区のレイアウトの中に電車の撮影スポットを作ったのですが、来場者の方がそこでずっと動画を撮られていたのを見たときは作ってよかったぁとニヤニヤが止まりませんでした。また、会場である多目的室を暗くして夜の風景を演出したショーを行なったところお客さんから歓声があがり、達成感を感じました。
Q.? 今回の経験を通してどのような力が身につきましたか?
先ほども伝えましたが、私の将来の夢は「地域に貢献できる人間になる」ことです。今回のように趣味も将来の夢も、本気で叶えたいと思えばチャンスは来るんだと思いました。そこに対して「挑戦すること」と「諦めず続けること」が大切であり、また身についた力であったとも感じます。これからも活動を続けて、自分の力と経験値を高めていきたいと思います。
ボランティア活動演習とは?
本学では2015年度から、実際に社会でボランティア活動を体験することにより単位を修得できる講義として「ボランティア活動演習」が設けられました。鶴見区ボランティアセンターで自分の興味あるボランティアを探し、定められた期間で活動に携わり経験を積み、定期報告会で自身の活動を発表します。例年1年次生の履修が多く、積極的で、授業に真剣に取り組む学生が多いことも特徴。ボランティアの受入れ団体からも毎年、高く評価されています。
2022年度は、コロナ禍により例年とは異なるプログラムでスタートを切りましたが、東寺尾地域ケアプラザと活動ホーム幹に協力いただき、ボランティア活動について理解するのみでなく、障害者支援の現状や課題、地域作業所の商品販売に必要な計画策定と準備など学ぶことができました
1.授業の目的と概要
①ボランティア活動に関心をもち、実際に行動に移して社会貢献を行う。
②学生時代のボランティア活動経験を活かし、社会に出てからも活動に貢献できるようにする。
2.到達目標
①ボランティア活動を通じた「責任感」、「使命感」の養成
②ボランティア活動の現場において各人に課せられる、または期待される「役割」の把握
③ボランティア活動におけるマナーの習得、および活動を通じたコミュニケーションカの向上
④今後のボランティア活動においてリーダーシップを発揮できるための経験?ノウハウの習得
イベント実現を通じて積極性をはじめとする様々なスキルに磨きがかかった―佐々教授から今村さんへの講評—
佐々教授に、今回の今村さんの活躍に関してインタビューしました。
私も実際に見に行ったところ、大変迫力のあるイベントとなっており、多くの子どもたちや家族連れが楽しんでいました。イベントは予想以上に大掛かりで、本当に素晴らしかったです。
今村くんはもともと積極的で、コミュニケーション力も高く、本講義の実習でも常にリーダーシップを発揮していました。今回のイベント企画と実施を経験して、それらにさらに磨きがかかったと思います。また、これだけのことをやり遂げたので、大きな達成感を得て、さらに自信がついたはずです。自分の趣味が多くの人たちを楽しませ、喜ばせることにつながったという体験により、ボランティア活動の意味ややりがいも実感できたことと思います。
- 問い合わせ先
- 横浜商科大学 商学科
佐々 徹 教授(教員紹介へリンク)
- 発信部署
- 横浜商科大学 アドミッション?広報部
TEL:045-583-9043 / FAX:045-583-9053
Mail:yccpublic_r@shodai.ac.jp